温暖化でフィッシュアンドチップスに危機?

地球温暖化による海水温度の上昇で、英国の伝統的な料理「フィッシュアンドチップス」が食べられなくなる可能性があると指摘した英大チームの研究論文が、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」に掲載されたそうだ。「フィッシュアンドチップス」はタラやカレイなど白身魚のフライとフライドポテトをセットにした料理。英エクセター大学の研究によると、北海では今後50年で1.8度の水温上昇が見込まれることから、この海に生息するタラやカレイの減少が予測されるという。
英国、ノルウェー、デンマーク、ドイツなどに囲まれ、大西洋の一部である北海の水温は過去40年で世界平均の4倍の速さで上昇しているそうだ。水温上昇によって北海からタラなどの冷水性の魚がいなくなり、温水性の魚に取って代わられることが研究で予測されたと論文の共著者で海洋生物学とグローバル変動が専門のスティーブ・シンプソン氏は説明している。
フィッシュアンドチップスに限ったことではなく、水温上昇によって生態系に影響が出るのは確かだろう。タラやカレイが取れなくなること以外に大きな問題が起こらなければそれはそれでいいのだが。